800シリーズと言えば、美しい木目仕上げがトレードマークでしたが、今回の基本色はBLACK PIANO仕上げとなり、新鮮な印象のする外見になりました。
今回、サランネットは付属していますが、B&Wは音質の観点から、出来るだけ外して使用することを推奨しているようです。
サランネットを外した状態で美観を保てるように、今回からマグネット着脱式のサランネットに変更され、取り付けのための穴が無くなっています。
黒服にシルバーアクセサリーをつけたダンディなシークレットサービスを彷彿とさせます。
今回、800シリーズに共通して搭載されたダイヤモンドツィーター。
交換費用は物凄く高額(10万円くらい)なのらしいのですが、無防備に取り付けられています。
ちょんまげの部分は以前は下位クラスはコスト削減のためかプラスチッキーなパーツを使用していましたが、今回は共通のピアノ仕上げのパーツにグレードアッ プしています。
光沢感あるスコーカーのノーズは(例によって)取り外し可能です。色々と交換して楽しめそうです。
ウーハーユニットはセンターキャップのサイズが変わっています。
全ユニットに、シルバーリングのアクセントがあしらわれ、華やかです。
音について
以前の804を聞きなれている耳からすると、品質の向上は価格以上の違いを感じます。
目をつぶればそこには旧モデルの803Dがエージング済みで鳴っているようです。
803Dと比べてウーハーユニットは2発ですが、新採用のネオジウムマグネットのためか、過不足は感じず、中庸のバランスです。
鳴らし込めば、音がほぐれて低域にはもう少し表情が出てくる事に期待したい所です。
ツィーターユニットは、ダイヤモンドが鳴っていますよ、という強調感は皆無で、非常に丁寧さを感じる、耳ざわりの良い高域と、定位感の良さを感じました。
そして、全体的に、「ああ、やっぱりB&Wの800シリーズを聴いているんだなぁ」と感じさせるいつものサウンドのキャラクターを感じます。
大きくて、重くて、高額な存在だった803Dの音質をピアノ仕上げにして、コンパクトで軽 量で安価な804クラスで実現したのだな、と言うのが、このスピーカーを聞いて感じる偽らざる印象です。
800 Diamondシリーズは、旧モデルと比べて思い切った価格の上昇が認められますが、これは価格以上の音質の改善が行われているという、B&Wの自信を示しているように感じます。
実際、旧モデルの上位モデルを買うよりも、新シリーズはコンパクトで、軽量で、お洒落で、低価格なのです。
旧モデルのダイヤモンドシリーズをお持ちの方&ご検討中だった方なら、迷わず同じ型番の新モデルをご検討になられれば良いでしょう。
確実なグレードアップが期待できると思います。