2013年04月06日

KEF 新Qシリーズのご案内

posted by artcrew at 13:26| KEF特集

2012年06月29日

KEF LS-50の使いこなし ケーブルおよびセッティング編

KEF LS-50 大好評予約受付中。現時点で納期は7月末以降かも?お早めに

KEF LS-50の鳴らしこみが着々と進んでいます。

今日は、色々と実験してみましたので、その結果をお伝えしたいと思います。

スピーカーケーブルについて

スピーカーケーブルですが、低域が控えめで、素直でナチュラル、少し高域に美しさを感じるケーブルのほうが、LS-50が気持ちよく鳴ります。

まず、低域がよく出る傾向のスピーカーケーブルを何本か試しました。

この実験はいずれも失敗でした。低域の帯域が素直に持ち上がりすぎてしまます。

中域や高域がマスキングされて、面白みの無い音になってしまいました。

次に、ハイスピード、ハイレスポンスを売りにしたスピーカーケーブルを何本か試しました。

反応の良さは印象的でしたが、想定していた以上にUni-Qドライバーがパリパリと鳴ってしまい、潤いや美しさがありません。

一緒に聞いていた某メーカーの営業の方も、「楽しくないね」と、一刀両断でした。

続いて、高域に艶やかさや、華やかさを感じさせる芸術的な傾向、を売りにしたケーブルを試してみました。

このケーブルでは、Uni-Qドライバーから、色気むんむんの音が出てきました。

面白い、と思いましたが、バタ臭いやり過ぎ感があって、すぐに外しました。特定の音の取捨選択をしているような印象も感じられて、あいませんでした。

結局、実験をした中では、一番大人しい印象があった、一番安くて細いケーブルが一番KEF LS-50を楽しく鳴らしてくれるという結果になりました。

そのケーブルは、ナノテックシステムズのSP#79Specialでした。

sp79spl_1.jpg

ナノテックシステムズのケーブルは、実は上位グレードのケーブルも何種類か試しましたが、その中で一番しっくりとくる音になったのは意外でした。

今まで一通り試した中で、一番気に入ったケーブルは、最初に試したAIWのKS-13385 16GAという、980/m(一本のみ)ケーブルでした。

ナノテックシステムズのSP#79Specialは、その半額の税込みで880円/mで、同じような満足感を引き出します。

現時点で、ベストフィットと言えるでしょう。

ただ、少し低域が勝ち過ぎる気もするので、今後の鳴らしこみで印象が変わるかもしれませんが。

今後もLS-50にぴったりなケーブルは今後も捜していこうと思います。

セッティングについて

Uni-Qドライバーは、音がとても広がるスピーカーユニットです。

最初、耳よりも若干低い位置にユニットの中心が来るようにセッティングして、鳴らしており、この時点で不満はありませんでした。

しかしながら、ためしにスピーカーの設置場所にインシュレーターを設けて傾斜を調整しました。

ちょうど耳の高さに中心が来るようにセッティングしたところ、とてもエネルギッシュな音の印象になりました。

この変化はかなり驚くほどの結果でした。
ぜひ、耳の高さに調整して、聞いていただきたいですね。

店頭では山本音響工芸の三角形の黒檀ベースを使って高さを調整しましたが、物凄い音が出るようになりました。

どうやら、黒檀の中低域を分厚くさせる効果が、KEF LS-50の中低域に作用して、シナジーが起こったようです。
この山本音響の三角形のベースですが、先端の方向一つで、音が激変しますので、是非方向を変えて、好みの結果を探してみてください。


現時点で、ペアでこれが10万円のスピーカー!?と言える程度の音を引き出すことには成功しています。

個人的にも、本当に欲しくなって来ました。

家で使っているスピーカーシステムに、音の満足点では追いつきそうな勢いで、潜在能力を発揮し始めています。

そろそろ、皆様に聞いていただいて、ご満足いただける音が出てくるようになりましたので、是非ご来店&ご視聴を心よりお勧めします。
posted by artcrew at 20:10| KEF特集

2012年06月23日

【KEF特集】KEF LS-50を聴いてみました【展示開始】

KEF 50周年記念モデル LS50 試聴イベントのお知らせです。 2012年7月21日土曜日 イベントが行われます。 LS50は BBC LS3/5a ニアフィールドモニター スピーカーの流れを汲む傑作モデルの登場です。 驚きのサイズから、信じられないほど豊かなサウンドがお楽しみ頂けます。スタジオの衝撃を、ご自宅へお届けするプロジェクトです。
KEF LS-50の展示がスタートしました。

KEF 50周年記念モデルとして、前評判は上々です。

すでに、色々なお問合せを頂いており、注目度が高いことを伺わせます。

このブログでは、LS-50の使用感を綴っていきたいと思います。

様々な機器やケーブルを繋いでの比較試聴を行って、その印象をお伝えできればと思います。


まず、KEF LX-50を鳴らす基本システムを、以下の通り組み合わせました。

 SACD/CDプレーヤー LUXMAN  D-05
 プリメインアンプ     LUXMAN  L-505uX
 電源タップ        ACOUSTICREVIVE  RTP-6 evolution 魔改造エディション
 電源コード アートクルー オリジナル試作ケーブル
 RCAラインコード Oyaide TUNAMI ZERO 田村工房エディション
 スピーカーケーブルの選定ですが、まずは渋く鳴らしてみたいと思います。
 AIW社製Western Electricスピーカーケーブル復刻版16GAを選びました。


さっそく繋いで、音出しをしてみます。

まったくエージングを行っていない状態にも拘らず、高域は滑らかでふわっと美しく拡がります。
Uni-Qドライバーらしい見通しの良さ、点音源ユニットの定位の良さは期待通りです。

音の傾向はQシリーズよりも、Rシリーズの音の印象に近いです。
スッキリとして弛みのない引き締まった、曖昧さがありません。
そして、RシリーズのR300と比較すると、若干音色は明るく温度の高さを感じます。

低域は、音の出方がリアバスレフを積極的に活用するタイプです。
実際にウーハーユニットが付いているスピーカーと比べると、
若干ゆったりとした印象がありますが、モコモコとした不快なふくらみ感は皆無です。

そして、壁との距離等でかなり音の印象が変わります。
届いて一番最初に、JBL DD66000の前に設置して音出ししました。

この設置はよくありませんでした。
低音がまったく抜けてしまって、バランスが崩れてしまいました。

次に、店内奥の20畳ほどのシアタールーム内の、6畳間くらいのオーディオコーナーに移動して、繋ぎ直しました。
この設置は、最初の悪い印象が吹き飛びました。

最初に感じた低音の不足感はまったくありません。
むしろ、バスレフからの低音が程よく壁に反射するのか、低音はとても豊かに感じます。


現時点で、音量を上げると、高域のエネルギーの強い所で、刺々しさを感じる所があります。
エージングが必要なことがわかってきました。

スピーカーケーブルを交換したりと、色々と実験をしながら、エージングが進むのを楽しみに待ちたいと思います。
posted by artcrew at 17:12| KEF特集