2013年02月04日

Harbeth 新Monitor 20.1 & 30.1 良か音でした!

Harbeth(ハーベス)の新モニタースピーカー Monitor20.1と30.1を試聴しました。
それぞれ、LS3/5AとLS5/9の流れを汲むプロユース・マスタリング・モニターの系譜にあるモデルです。

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Monitor20.1 税込定価 252,000円ペア
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Monitor30.1 税込定価 483,000円ペア

いずれも素晴らしいパフォーマンスで、ハーベスの存在感をぐっと引き立てるスピーカーです。

試聴はまず、Monitor30.1から開始しました。

まずはジャズを。ドラムセットの生々しさがとても印象的です。一音一音の叩き方の強弱がハッキリと分かる明瞭さです。

ジャズバンド全体の音の広がりは、普段聴き慣れているJBLのDD66000と比較すると、狭く小さく感じられるのですが、スピーカーの間に各楽器がクッキリと濃密に浮かび上がります。

懐かしいモニター調。おおっと思いました。

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次に、石川さゆりのCD-R 天城越えを鳴らしてみました。

JBLが広い空間に開放的かつ伸びやかに音楽をパノラマ的に聴かせるのに対し、Monitor30.1 はスピーカーの外には広がらず、あくまでスピーカーの間にくっきりと音が立ち上がります。

石川さゆりの歌声が力強く、くっきりとして、そして濃厚さと陰影を感じました。
そして、三味線の弾ける弾力感の生々しさ。

同じハーベスのHL Compact7ES-3とはハッキリと違う、それは往年のスタジオモニターの醸し出す雰囲気に満ちています。


次に、Monitor 20.1を試聴しました。

最初は、マイケル・ジャクソンのBADを鳴らしてみました。
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普段KEFのLS-50を繋いでいるシステムからのつなぎ変えを行いました。

LS-50では明るくてポップなマイケルのボーカルと、ずんずんとリズムを刻むビート感が爽快です。
Monitor 20.1で聴くマイケルは落ち着いて低域のビートも控えめで、なんだか元気がありません。
LS-50と比べると、倍の値段のスピーカーなのに、まさかの結果になりました。

持ち込んでいただいたメーカーさんによると、このデモ機はまだ下ろしたてで、LS-50と異なり、密閉型なので、エージングには時間がかかるでしょう。との事でした。

暫く音の傾向を聴いていると、ポップでパワフルな音楽より、バラードや、ブルース、情熱的で落ち着いた音楽が似合いそうだと感じて来ました。

そこで、メロディ・ガルドーのアブセンスと、中村紘子のショパンのノクターンにディスクを切り替えます。
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メロディ・ガルドーのセクシーな色気のある低めのボーカルがLS-50では聴いたこともないような艶やかさをまとって出て来ました。

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次に、CDを中村紘子のショパンのノクターン全集に変えます。

ショパンの繊細でメランコリックな表情と、中村紘子の女性らしさと、高雅で凛々しいピアニズムが明瞭に伝わってきます。

LS-50では引き出せない上品さと、落ち着いた、夜の雰囲気に満ちたショパンになりました。

この雰囲気を出しながら、低域のガッツ感や高域の鮮烈さが引き出したくなったら、上位モデルのMonito30.1を選べばいい、ということになりそうです。


駆け足でしたが、Monitor30.1もMonitor20.1も、ハーベスのスタジオモニターサウンドの個性を濃厚に受け継いで、現代的な高い情報量や美しい外見の仕上げを獲得しています。

かなり魅力的なスピーカーとして登場しますので、ご興味のある方は、是非アートクルーへお気軽にご相談下さい。
posted by artcrew at 16:58| 新製品情報

2013年02月02日

JVC 4K対応プロエジェクター DLA-X55R の展示を開始しました。

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JVCの4K対応プロジェクターDLA-X55Rの常設展示を開始しました。
昨年まで、フルHDプロジェクターでデモを行って来ましたが、ついに4K対応モデルが常設デモ機になりました。

同時に、DLA-X55RとDLA-X75Rの特価販売を開始します。
お気軽にスタッフまでお問い合わせ下さい!


◎新しいMPCで、DVDや、デジタル放送も4Kに!ただし、使いこなしが必要

現在、色々な映像ソフトを使って、4Kモードを確認しています。
デフォルトでは、Blu-ray等の高画質なコンテンツで最大限の映像美が楽しめるようにチューニングされています。

このモードのままでは、ビットレートの低く設定された地上波放送や、カメラワークの激しいスポーツ番組では、誤検出が発生して、映像が不自然になります。

MPCという、画像検出のアルゴリズムで4K映像化を行なっています。
MPCはデフォルトでは、「高解像度」というモードになっていますが、これはBlu-ray用の、カリカリにチューニングされた状態です。

3つのパラメーターを標準より抑えめに調整する事で、DVDやデジタル放送の映像の違和感は緩和します。
このパラメータの癖を把握するのが、新しいDLA-Xシリーズの使いこなしのポイントです。

◎C.M.Dも重要!動きの滑らかさとディティールがトレードオフの関係

C.M.Dは、映像の動きの滑らかさを微調整する調整項目です。
強めに調整すると、画面の中の人物がヌルヌル動くし、弱やオフでは、フィルムのカタカタ感が出ます。

フィルムの映像を見慣れている方には、ここは是非弱か、オフで楽しんで頂きたいところ。
逆に、画質は悪いが動きの激しいアニメーションやスポーツ番組では、積極的に強にして使って欲しいです。

実はC.M.Dを使うと、顔の皺がツルンとたまご肌になります。
動きの滑らかさと、映像の精細さのどちらを取るか、判断が問われます。


簡単に、JVCの新しい特徴と、使いこなしのポイントをご案内しました。
更なる使いこなしのポイントや、見どころは、是非アートクルーのシアタールームにて、実機をご覧下さい。
posted by artcrew at 16:18| 新製品情報

2012年12月23日

KEF X300A 96kHz/24bit対応USB-DAC内蔵アクティブ・スピーカー の展示を開始しました。


KEF X300A 96kHz/24bit対応USB-DAC内蔵アクティブ・スピーカー
税込定価 68,250円 アートクルー特価 お問い合わせ下さい




KEF X300Aの常設展示をアートクルーはスタートしました。

パソコンの脇だけで使うにはもったいない、素晴らしいパフォーマンスのアクティブスピーカーです。

アナログの音声入力はステレオ・ミニジャックが搭載されています。
変換ケーブルを使えば、高品位なコントロールアンプと組み合わせることで、本格的なオーディオシステムとして、使用することも可能です。

まずは一度、その圧倒的なパフォーマンスをご体験に、ご来店下さい。


アートクルーオリジナルセットのご案内
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KEF X300A ブースターパックをご用意しました。
オヤイデのHP35R 1.3m(8,400円)と組み合わせた、お得なパッケージです。
キャンペーン特価となり、先着5名様までのスペシャルセットです!


推奨ケーブル オヤイデ HPC-35R
1.3m 税込定価   8,400円 税込特価 7,100
2.5m
税込定価 10,500円 税込特価 8,900

こちらのケーブルは単品でも、販売しております。お気軽にお申し出下さい。

posted by artcrew at 16:56| 新製品情報

2012年12月12日

【新製品】KEF X300A USB-DAC内蔵アクティブスピーカー【良品】



KEFより、USB-DAC内蔵のアクティブスピーカー「X300A」が発売されます。

価格は68,250円(ペア/税込)
販売価格はお問い合わせ下さい


X300Aの詳細は、ファイルWEB の情報が詳しいです。こちらをご覧下さい。→ こちら

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●主な特徴と機能
左チャンネル側のスピーカー背面にUSB入力とステレオヘッドフォン入力が設けられています。
USB入力は96kHz24bit対応で、昨今のハイレゾ音源にも対応しています。

左chスピーカーと右chスピーカーとの接続はUSBケーブルを利用して、デジタル信号で伝送するユニークな仕組みです。

電源は左右それぞれ電源ケーブルで給電する仕組みです。

信号が入力されないとオートスタンバイになる仕様で、信号入力後、5秒で自動復帰します。
3分ほど無信号状態が続くと、自動的にスタンバイするようです。

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スピーカー左チャンネルに動作確認用のランプがついています。
緑色がパワーオン、赤色がパワーオフ。

130mmウーハーと、25mmツィーターの組み合わせ。

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マイケル・ジャクソンを再生してみました。
タイトな低域がくっきりと下支えする本格的なサウンドで、驚きました。
この価格帯でオーディオシステムを構築すると、こんなしっかりとした低域再生能力のサウンドを引き出すのは、難しいです。

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残念ながら、12月14日金曜日のお昼すぎには、お店のデモは終了予定です。

posted by artcrew at 16:24| 新製品情報

2012年11月06日

PIONEER AVアンプ SC-LX76 レビュー

PIONEER AVアンプ SC-LX76が、アートクルーのシアタールームの標準AVアンプとして導入されて、約1ヶ月が経過しました。

エージングも終了して、色々な機能の使い方のコツやパラーメーターの癖も見えてきました。

一言で言えば、今、最も手頃な価格で最も色々と楽しめる、マニアにも初心者にもオススメなAVアンプです。

本日はこのSC-LX76について、カタログ等で紹介されていない、使って初めてわかる魅力をご案内します。

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【魅力その1】 豊富なスピーカーアサイン機能
SC-LX76には、9chのデジタルパワーアンプが内蔵されています。
この内蔵パワーアンプですが、アサインが何パターンも変更出来ます。アサインというのは、アンプの役割変更の意味です。

なぜこの機能が魅力かというと、内蔵のアンプをよく使うスピーカーに重点的に振り分けて、スピーカーのドライブ力をアップさせる事ができるからです。

私は、ホームシアターは5.1chが基本だと思っています。
そして、良いサラウンドシステムの実現は、フロントの3chをしっかりと鳴らしきるかどうかである考えています。

SC-LX76では、フロント左右とセンタースピーカーにアンプをそれぞれ2chづつ、合計で6chも使って、スピーカーのドライブ力を高めた状態で使用することが可能です。

私はこの機能に、心底惚れ込んでしまいました。

ちなみに、センタースピーカーを設置しない、ファントム接続の場合なら、フロントとサラウンドの左右に合計8ch使えるアサイン機能を迷わず選びます。

PIONEERのAVアンプのパンフレットの17ページ上に、アサインについての記載があります。
全部で10通りものバリエーションで、内蔵パワーアンプのアサインが可能です。
このクラスのAVアンプで、これだけ柔軟にアサインが可能になるのは驚きました。

(おまけですが、弟モデルのSC-LX56では、センターのバイアンプ機能には対応していないので、これだけで色々な選択肢と可能性が減少してしまいます。ご予算のある方は、是非SC-LX76をご検討頂きたいと思います。)

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【魅力その2】 定在波制御

パイオニアのAVアンプの、オリジナルな機能として、マイクの測定結果に基づく定在波制御機能があります。

この機能、蓋を開けてみると、3バンドのパラメトリックイコライザーです。

マイクで定在波制御を行うと、若干ディティール情報が無くなる代わりに、スピーカー間の音の繋がりは確実に改善されます。
この結果、サラウンド感や、左右のchの定位感は改善します。

ただ、音質そのものは、確実にスピーカーの個性まで補正されてしまう傾向があるで、そのまま使うのは、面白くありません。

是非、ここはマイクで補正したあとでスピーカーの素の音(補正前)の音と比較しながらいじくって遊びましょう。

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【魅力その3】 Acoustic Cal EQ

パイオニアのMCACCの一番重要な機能が、このAcoustic Calibration EQです。

これはぶっちゃけ、9バンドのグライコです。

魅力その2で取り上げた、3バンドのパラメトリックイコライザーと、9バンドのグライコ、この組み合わせが、MCACCの肝なわけです。

パラメトリックイコライザーを搭載しているマイク補正技術は、YAMAHAさんがYPAOで採用しています。
グラフィックイコライザーによるマイク補正は、Marantz DENON ONKYO等が搭載しているAudysseyが採用しています。
パイオニアは、この二つのイコライザーをダブルで使用することで、より柔軟な補正を実現している、と言う事が出来ます。

このEQの効き具合ですが、はっきりと効果があります。

シンメトリー(左右ch)、全ch、フロントch準拠と、3つの補正が行われますが、それぞれ、しっかりと補正を行なっているのがわかります。

でも、確実にスピーカーの個性も補正されてしまうので、補正後の数値をメモしておいて、好きな音楽を流しながら、好みのバランスにイコライジングし直すと良いと思います。


私は、この補正がどちらかと言うと苦手に感じていたので、全く補正しない状態で使うという使いこなしを推奨しました。
でも、音楽はともかく、映画鑑賞時のセリフの聞き取りやすさが、段違いに良くなるので、シンメトリー準拠に少しづつイコライジングしなおした状態を、デモするように方針転換しました。

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【魅力その4】 群遅延特性
各スピーカーの個性がこれを見るとハッキリとわかるので、ビックリしました。
現在、シアタールームでは、フロントとサラウンドにKEFのR900とR300、センターだけ、Reference 202/2cを使用しています。

センタースピーカーだけ、鳴らしにくい、上位クラスのスピーカーを奢っているわけですが、これが鳴らない。
補正をしない状態では、なんとなくモッサリ感。中低域がモタツクのです。

その状態が、このグラフを見ると、ハッキリと分かります。

具体的には、センターの色は黄色ですが、200Hz~2kHzにかけて、他の赤色のフロントchと緑色のリアより大きく盛り上がっているのがわかります。

SC-LX76の内蔵アンプでは、202/2cの中低域は、歯切れよくドライブしきれないのです。

おそらく、ハイレスポンスで、パワフルなパワーアンプを増設すれば、このセンターちゃんねるの中低域の遅れは改善されることでしょう。

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この補正後のグラフを見ると、センターの遅延を、すべてのチャンネルを合わせる事で、群遅延特性を改善するというアプローチをとっていることがわかります。


以上、パンフレットや取説では、分からないSC-LX76の魅力をお伝えしました。

少しづつマニュアルによるイコライジングは進めているので、来店して頂くたびに、良い音で鳴っていく事になるでしょう。

1年かけて、どれほどの音が出せるようになるのか、今から非常に楽しみです。

シアタールームは常時稼動している訳ではないので、サラウンドの音をしっかりと聞いてみたい、とお考えの方は事前にご連絡をお願い致します。
posted by artcrew at 13:05| 新製品情報