DENONのプリメインアンプ「PMA-CX3」のIECインレット交換の記録です。
チューニング開始
PMA-CX3は、DENONが音楽とオーディオに再入門したい大人向けに市場投入した、プレミアムコンパクトなプリメインアンプです。小型でありながら、一切の妥協を配した回路構成と、仕上げの美しさで、所有欲を掻き立てられる、魅力的なコンパクトオーディオシステムのプリメインアンプです。
天板を取り外してみると、中身は期待を裏切らず、これ以上無いというほどの集積度です。


幸いにも、インレット周辺にはスペースがあり、JOCELICAのETP-600CUを取り付けることが可能でした。

いよいよ取り外しにかかります。

取り外したインレットと、JODELICAのETP-600CUの比較写真。ETP-600CUの作りの良さが良くわかります。
写真にはLANケーブルで配線取り回しの予備配線を行っている途中です。事前に呼び配線することで、長さや曲がり具合を三次元的に検証して、ベストな加工精度を追及します。

取付の様子です。最短距離で、ストレスの無い配線引き回しを行いました。
チューニングが終わって取付終了後、動作の確認を含めた、音のチェックをしました。
PMA-CX3は、これまでチューニングしたモデルの中では、最もコンパクトな機種で、費用対効果に若干の不安を感じていましたが、その心配は良い方に裏切られました。
結果としては、驚く程の変化でした。むしろ、各メーカーのある程度高品位パーツを奢った上位モデルよりも、音の変化具合が大きく感じられるくらいでした。
硬かった蕾がほぐれて、美しい大輪の花を咲かせたような、堂々として、エネルギー感に溢れたサウンドに変化しました。
同じDENONのフルサイズのプリメインアンプの地位を脅かしてしまうような、魅力的な変化です。
インレットと、その周辺の電源配線の見直しで、これだけの変化が楽しめる訳ですから、メーカーさんも、その点を配慮したプレミアムモデルの設定が標準であってもいいのではないだろうか、と考えさせられるチューニング結果となりました。
posted by artcrew at 17:03|
JODELICA(ジョデリカ) ETP-600CU